2025.10.16
髪のツヤを左右するキューティクルとは?原因と毎日のケア方法を紹介

キューティクルとは、髪の表面を覆う組織で、髪のツヤや手触りを左右する重要な部分です。この記事では、キューティクルが傷む原因から、ヘアオイルやトリートメントを使った簡単にできるケア方法まで解説します。毎日のケアでキューティクルを補修し、美しい髪を保ちましょう。
1キューティクルとは何?実は知らない髪の構造について

キューティクルは、髪の外側を覆う薄いうろこ状の層で、髪を外部の刺激から守る鎧のような存在です。髪は内側から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」の3層構造になっているのが特徴です
ケラチンタンパクという物質でできているキューティクルは、少しの摩擦などで傷ついてしまう、デリケートな部分でもあります。一方で、キューティクルが健康で整っていると、髪は光を反射しやすいため、ツヤが生まれて美しく見えるでしょう。
2キューティクルが持つ役割とは?

- コルテックスやメデュラを外の刺激から守る
- 髪内部の栄養が逃げるのを防ぐ
キューティクルの主な役割は、髪のうるおいや栄養分が外に逃げ出すのを防ぎ、ツヤと手触りを保つことです。また、外部からの紫外線や摩擦、ドライヤーの熱といったダメージから髪を守るバリアとしても機能します。
キューティクルがコルテックスやメデュラを保護することで、なめらかさやうるおいが保たれ、ツヤのある美しい髪の維持が可能です。健康なキューティクルは、髪を美しく見せるために欠かせない役割を担っています。
3キューティクルがダメージを受けるとどうなる?

キューティクルが傷つくと、髪にはどのような変化が現れるのでしょうか。ダメージによる髪への影響について詳しく見ていきましょう。
指どおりが悪くなる
キューティクルが傷ついて剥がれたり乱れたりすると、髪の表面がざらついて指通りが悪くなります。本来なら規則正しく重なっているキューティクルが凸凹状態になり、髪同士が絡まりやすくなるためです。くしを通す際に引っかかりを感じることが多くなり、毛流れをスムーズに整えにくくなることもあります。
紫外線や摩擦の影響を受けやすくなる
キューティクルが壊れると、髪が外部からの刺激に対して弱くなるのも見過ごせないポイントです。髪を外側から保護する力が低下し、日常的な刺激を受けやすくなってしまいます。
一度剥がれてしまったキューティクルは修復できません。そのためキューティクルが剥がれた髪は紫外線の影響や、タオルドライやブラッシングなどでの摩擦の刺激を受けやすく、ダメージが蓄積されてしまいます。
枝毛や切れ毛になりやすくなる
キューティクルが損傷すると、髪内部の水分や栄養素が流れ出してしまいます。そのため、髪の内部がスカスカになり、枝毛や切れ毛になりやすくなるでしょう。
特に、毛先はダメージを受けやすく、毎日のヘアセットなどで負荷がかかりやすい場所です。一度枝毛や切れ毛が発生すると、そこからさらにダメージが広がる可能性もあります。
4キューティクルを傷つける5つの原因

キューティクルが傷つく原因は、日常の中に潜んでいます。まずは、ダメージの原因を詳しく見ていきましょう。
頻繁なカラーやパーマによる負担
ヘアカラーやパーマは、髪のおしゃれを楽しむ方法の一つですが、頻繁に行うとキューティクルに大きな負担がかかります。化学処理の過程で、薬剤を髪内部に浸透させるためにキューティクルを開くため、どうしてもダメージを受けやすくなるのです。複数の施術を組み合わせる場合は、さらに負担が大きくなる場合もあります。
ヘアカラーやパーマの施術によるダメージが気になる場合は、担当の美容師に相談してみるのもおすすめです。髪の状態に応じた施術や、トリートメントなどのケアメニューを提案してもらいましょう。
カラーやパーマによる負担を軽減するポイント
- 髪への負担が少ない薬剤の使用や、メニューにする
- 髪の状態にあわせたトリートメントメニューや、ホームケアアイテムを提案してもらう
毎日のシャンプーやタオルドライでの摩擦
毎日のシャンプーやタオルドライも、実はキューティクルにダメージを与えています。特に、髪が濡れている状態では、キューティクルが開いて傷つきやすいです。そのため、シャンプーの際に雑に洗ったり、タオルドライの際にゴシゴシ拭いたりすると、キューティクルは摩擦でダメージを受けてしまいます。毎日行うことだからこそ、洗い方やケアの方法を見直してみましょう。
毎日のシャンプーやタオルドライでの摩擦を軽減するポイント
- 頭皮をマッサージするように指の腹を使って洗う
- 優しく押さえるようにして水分を取る
毎日のドライヤーやヘアアイロンなどでの熱ダメージ
ドライヤーやヘアアイロンは、髪のスタイリングに欠かせませんが、過度な熱はキューティクルを傷つけてしまいます。キューティクルを構成するタンパク質は熱に弱く、熱の影響で髪の構造が破壊されてしまうことが原因です。
ドライヤーで長時間にわたって熱風を当て続けたり、極端に高温のアイロンを使用したりすると、キューティクルが剝がれやすくなるため、髪に負担がかからない使い方を心がけましょう。
毎日のドライヤーやヘアアイロンなどでの熱ダメージを軽減するポイント
- 高温での使用は避け、できるだけ低温で使用する
- 熱から髪を守るためのヘアケア製品を使用する
濡れた髪をそのままにする
濡れた髪を放置することも、キューティクルが開いた状態が続き、ダメージを受けやすくなる原因の一つです。特に髪を乾かさずに寝ると、寝具との摩擦でやわらかくなったキューティクルがさらに傷ついてしまいます。
また、髪内部の水分が蒸発してパサつきの原因にもなるため、洗髪後は必ずドライヤーで乾かすことが大切です。
自然乾燥によるダメージを軽減するポイント
- 入浴後はできるだけ早く乾かす
紫外線によるダメージ
紫外線は肌だけでなく、髪にも悪影響を与えます。紫外線を浴び続けると髪のタンパク質やメラニン色素が破壊され、キューティクルが乾燥してパサつきの原因に。髪内部の成分が流れ出すことで、キューティクルも傷みやすくなってしまいます。
紫外線が降り注ぐのは夏だけではありません。年間を通して、帽子や日傘などでの紫外線防止ケアを心がけましょう。
紫外線によるダメージを軽減するポイント
- 外出時は帽子をかぶる
- 髪用の日焼け止めスプレーを使用する
5今日からできる!キューティクルを守るための1日の過ごし方

キューティクルを守るためには、毎日のちょっとした工夫が大切です。ここでは、1日の中でのケア方法を紹介します。
【朝】キューティクルをダメージから守る準備
キューティクルをダメージから守るには、出かける前の準備が大切です。
朝のスタイリング時には、洗い流さないトリートメントやヘアオイルをつけて、髪を日中の紫外線や摩擦から保護しましょう。外出時は、帽子や日傘などの紫外線対策グッズを身につけることも欠かせません。

アルタイム リペア ミラクルヘアオイル
髪のキューティクルを補修するオイルトリートメント。ドライヤーやヘアアイロンの熱・摩擦から髪を守り、切れ毛・広がりをおさえてまとまりやすいツヤ髪へと導きます。

アルタイム リペア ミラクルヘアトリートメント
髪を集中的にケアしたい時に使いたい、瞬間ダメージ補修ミスト。オイルやミルクを重ねることもできるので、スタイリングにこだわりのある方におすすめです。

アルタイム スムース ミラクルオイルセラム
なめらかでツヤのある仕上がりを叶えるオイルセラム。230℃までの熱から髪を守り、扱いやすくしてくれるので、朝のドライヤーやヘアアイロン前にぴったりです。
【昼】外出先やオフィスでできる工夫
外からの刺激が多い昼間は、外出先や季節に合わせて、対策を工夫するとよいでしょう。
冬はマフラーやコートとの摩擦で髪が傷みやすいため、内側に入れたりまとめたりすると安心です。夏はエアコンによる乾燥対策に携帯用の保湿ミストを活用しましょう。また、髪を頻繁に触ると手の皮脂や摩擦でキューティクルが乱れるため控えることも大切です。

アルタイム スムース ミラクルミルクスプレー
外出先での乾燥対策にぴったりな、携帯しやすいスプレータイプのトリートメント。髪の広がりをおさえながらうるおいを補給し、なめらかでツヤめく状態をキープします。
【夜】1日のダメージを労わるケア
夜は、昼間に受けたダメージをケアし、とことん髪をいたわってあげましょう。
シャンプーはゴシゴシ洗わず泡で包み込むように洗い、ぬるま湯でやさしく流しましょう。トリートメントは髪の中間から毛先を重点的に塗布し、キューティクルを保護します。入浴後にタオルドライをする際は摩擦を避け、タオルで優しく押さえるように水気を取りましょう。ドライヤーは髪の根元から風を当てて乾かし、最後に冷風でキューティクルを閉じるのがポイントです。
就寝時はシルクやサテンなど、髪にやさしい素材の枕カバーを選び、寝ている間の摩擦を軽減するとよいでしょう。同様の素材のヘアキャップの着用もおすすめです。

アルタイム リペア ミラクルナイトトリートメント
寝ている間の摩擦や乾燥から髪を守るトリートメント。軽いテクスチャーながら広がりをおさえ、しっとりとまとまりのある髪に導きます。

アルタイム スムース ミラクルバームトリートメント
伸ばしやすく、しっとりまとめ上げやすいやわらかなクリームバームタイプ。230℃までの熱から髪を守ってくれるので、夜のドライヤー前に重宝します。
6キューティクルに関するQ&A
キューティクルについて、よくある質問を紹介します。正しい知識を身につけて、より効果的なヘアケアを行いましょう。
Q.ダメージを受けたキューティクルは元に戻せる?
A.一度ダメージを受けると完全には元に戻りません。
完全に剥がれ落ちたキューティクルは元に戻せませんが、キューティクルが開いた状態なら、ヘアオイルやトリートメントなどでケアするとよいでしょう。ただし、完全に剥がれてしまった部分は自然に再生されません。ダメージが広がらないために、傷んだ毛先部分などはカットして取り除くようにしましょう。
Q.キューティクルは市販のトリートメントでケアできる?
A.市販のトリートメントでもケアできます。
キューティクルのケアは、市販のトリートメントでもできますが、十分な効果を求める場合はサロンでのケアを取り入れるのがおすすめです。担当の美容師に相談し、髪のダメージレベルに合わせて、補修成分や保護成分が配合された製品を提案してもらうとよいでしょう。
Q.美容院のトリートメントはキューティクルに効果的?
A.キューティクルに効果的でしょう。
美容院のトリートメントメニューは、市販品より高い効果が期待できます。一人ひとりの髪質やダメージに合わせられるよう、配合や工程がカスタイマイズされているためです。なお、効果は3~4週間程度(※)持続するといわれています。※施術内容や髪質によって個人差があります。
Q.年齢によってキューティクルは変化する?
A.年齢によって変化します。
年齢とともに髪の内部構造が変化し、キューティクルがその影響を受ける場合もあります。加齢に伴う髪質の変化には、年齢に応じたケア方法を取り入れることで、髪のハリやツヤの維持につながるでしょう。
7キューティクルのケアで自信を持てるサラツヤ髪を手に入れる!
キューティクルは髪の美しさを左右する重要な存在です。一度傷ついてしまうと完全に元には戻らないからこそ、予防とケアの両方が欠かせません。今回ご紹介した原因を避け、正しいケア方法を実践することで、ツヤのある美しい髪をキープしやすいでしょう。
毎日のちょっとした工夫と適切なアイテム選びで、あなたも美しい髪をキープしませんか。アルタイム シリーズのアイテムなら、朝から夜まで時間帯に合わせたトータルケアが可能です。女性が抱える髪の悩みに寄り添った2つのラインから、自分に合ったヘアケア製品を選べます。ぜひこの機会に、本格的なキューティクルケアを始めてみましょう。



