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2025.11.13

髪の毛が傷むのはなぜ?原因やダメージケアの基本を抑えてサラツヤ髪へ

毛先を見つめる女性の横顔

髪の毛に気を使っていても、「パサつく」「指どおりが悪い」などの悩みを抱える方も少なくないでしょう。髪の傷みを抑えるには、まずその原因を押さえ、効果的なダメージケア方法を知ることが大切です。

今回は髪が傷んでいる状態や原因をふまえ、すぐにできるダメージケア方法や効果的なアイテムをご紹介します。

INDEX

1髪が傷んでいるのはどんな状態?

髪を手でとかす女性

「髪が傷んでいる」と聞くと、枝毛が増えたりパサついたりした髪を想像する方が多いでしょう。しかし、髪が傷んでいる状態はそれだけではありません。まずは、髪が傷んでいる主な4つの状態をみていきます。

枝毛や切れ毛が増える

枝毛や切れ毛は、髪のダメージをはかる代表的なサインです。髪が乾燥して内部の栄養が不足すると、毛先がささくれのように分裂し、枝毛となります。さらに、髪の外側にあるキューティクルが剥がれて髪が弱くなると、ブラッシングや摩擦といったちょっとした刺激でも簡単に切れてしまい、切れ毛が発生しやすくなります。

指どおりが悪い

髪の表面を覆うキューティクルが、摩擦や熱によってめくれたり剥がれたりすると、髪の表面がざらつき、指どおりが悪くなります。これは、髪の内部にある水分やタンパク質が失われやすい状態です。剥がれたキューティクルから髪内部の成分が流れ出た結果、髪全体がパサついて絡みやすくなり、指どおりが悪く感じてしまいます。

髪のツヤやまとまりがない

健康な髪は、キューティクルが鱗のようにきれいに整っているため、光を反射してツヤが出るのが特徴です。しかし、ダメージを受けるとキューティクルが乱れ、光がうまく反射されなくなり、髪全体がくすんで見えてしまいます。また、髪がうねったり広がったりしてまとまりにくい状態になるのは、髪の内部の水分や油分のバランスが崩れることが原因の一つです。

カラーが抜けやすい

カラーリングの際、髪の内部に色素を入れるためには、キューティクルを開く必要があります。しかし、一度ダメージを受けた髪は、キューティクルが完全に閉じきらずに開いた状態になりがちです。この開いたキューティクルの間から着色した色素が流れ出てしまうため、せっかく入れた色がすぐに抜けてしまい、色落ちが早くなります。

2今すぐ避けたい!髪が傷む5つの原因

髪が傷むと見た目の美しさを損なうだけでなく、カラーが抜けやすくなるなど、おしゃれにも支障が出てしまいます。髪の傷みを防ぐためにも、まずは主なダメージの原因を理解しましょう。

ドライヤーやヘアアイロンなどの熱によるダメージ

ドライヤーやヘアアイロンは髪を整えるのに欠かせないアイテムですが、高温の熱は髪に大きなダメージを与える原因です。

髪の主成分であるタンパク質は熱に弱く、高温にさらされると変性し、硬くなります。これにより、髪の内部の水分が蒸発して乾燥が進み、キューティクルが剥がれやすくなるため、髪のダメージを引き起こします。

ブリーチや縮毛矯正によるケミカルダメージ

ブリーチやカラー、パーマ、縮毛矯正などの施術は、髪の内部構造を一時的に変化させることで、理想のヘアスタイルを実現します。その一方で、これらの施術に使用する化学薬品が、髪にダメージを与えているのも事実です。

これらの施術で使用されるアルカリ性の薬剤は、キューティクルを開いて染料を髪の中に入れこむという特性があります。そのため、使用する薬剤や頻度によっては髪に負担をかけてしまう場合があるでしょう。

シャンプーやタオルドライなどの摩擦によるダメージ

毎日行うシャンプーやタオルドライも、やり方を間違えると髪に大きな負担をかけます。とくに、濡れた状態の髪はキューティクルが開いていて、非常にデリケートです。

この状態でゴシゴシと強く擦ると、キューティクルが剥がれてしまい、髪の内部を守るバリア機能が失われる原因に。その結果、枝毛やパサつき、切れ毛といったダメージにつながってしまいます。

自然乾燥によるダメージ

自然乾燥は髪に負担をかけないと思われがちですが、実は大きな落とし穴があります。髪が濡れた状態は、キューティクルが開いたままになり、外部からの摩擦や紫外線などの刺激を受けやすく非常にデリケートです。

とくに、濡れたまま寝てしまうと、枕や寝具との摩擦でキューティクルが剥がれ、髪の内部がスカスカになり、枝毛やパサつきの原因となります。

紫外線や乾燥などの外からのダメージ

紫外線は髪にダメージを与える原因の一つです。髪が紫外線を浴びると、内部のタンパク質が破壊され、水分を保持する力が弱まります。その結果、髪が乾燥しパサつきやごわつきを引き起こし、ツヤのない髪になってしまうのです。

また、空気の乾燥は、静電気が発生しやすくなるためキューティクルを傷つける原因になります。とくに、湿度の低い冬場は注意が必要です。

3傷んだ髪は治る?

髪には自己再生能力がないため、一度ダメージを受けてしまった髪は完全に元の状態に戻せません。しかし、適切なヘアケアを行うことで、傷んだ部分を補修し、見た目や手触りを改善することはできます。

新しい健康な髪を生やすことと、今ある髪へのダメージを最小限に抑えることが、美しい髪を維持するうえでとても重要です。

4今日からできる髪のダメージケア方法8選

サラサラの髪の女性の後ろ姿

髪の傷みを最小限に抑えるには、適切なケアが不可欠です。ここでは、今日からすぐにできる髪のダメージケア方法を8つご紹介します。

ダメージ補修効果のあるシャンプーやトリートメントを使う

毎日使用するシャンプーやトリートメントを見直すだけでも、髪のダメージケアは大きく前進します。

まずは、ダメージ補修効果のあるシャンプーで傷んだ髪の補修をしつつ、頭皮の環境を整えましょう。また、トリートメントで、髪の表面をコーティングすると、外部の刺激から髪をバリアできます。

これらを継続的に使用することで、髪のうるおいが保たれ、健康的な状態に近づけられるでしょう。

タオルドライは優しく行う

髪は濡れている状態が最もデリケートで、キューティクルが開いているため、傷つきやすい状態です。そのため、シャンプー後のタオルドライは、ゴシゴシと力任せに擦るのではなく、優しく押さえるようにして水分を取り除きましょう。

たとえば、マイクロファイバータオルを使用すると吸水性が高く、髪への摩擦を減らせるためとくにおすすめです。優しく丁寧なタオルドライを心がけるだけで、日々のダメージを大幅に減らすことができます。

濡れた髪はすぐに乾かす

入浴後の濡れた髪を放置すると、気づかない間に髪にダメージを与えてしまう可能性があるため、できるだけ早くドライヤーを使って乾かしましょう。

自然乾燥の方が髪に優しいと思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。髪がダメージを受けるだけでなく、頭皮トラブルの原因にもなるため、必ず完全に乾かしましょう。

洗い流さないトリートメントで髪を守る

ヘアオイルやヘアミルクなどの洗い流さないトリートメントは、髪のセットだけでなく、ダメージケアにも役立つアイテムです。

髪のダメージが気になるときは、ドライヤーやヘアアイロンの熱、紫外線や乾燥といった外部からの刺激から髪を守る効果がある洗い流さないトリートメントを選ぶとよいでしょう。

ドライヤーやヘアアイロンでの熱の当てすぎに気を付ける

ドライヤーやヘアアイロンを使用する際は、熱の当てすぎに注意しましょう。ドライヤーは髪から20cm程度離して、一か所に集中させずに全体に風を当てると、過度な熱が当たらずに済みます。

また、ヘアアイロンは高温になりやすいため、できるだけ低温設定で使用するか、髪に当てる時間を短くするよう心がけてください。熱から髪を守ることで、キューティクルが剥がれるのを防ぎ、ダメージを最小限に抑えられます。

ヘアアイロンは乾いた髪に使用する

ヘアアイロンを濡れた髪に使用すると、髪に大きなダメージを与えます。これは、髪の内部に残った水分がアイロンの熱で急激に蒸発し、開いたキューティクルを無理やり剥がしてしまうためです。

ダメージを防ぐためには、必ず髪を完全に乾かしてからヘアアイロンを使うようにしましょう。このひと手間で、髪への負担を大幅に減らし、ダメージを最小限に抑えることができます。

カラーやパーマは髪への負担が少ない薬剤を使用できるか相談する

とくに、髪の内部構造を大きく変えるブリーチは、髪に大きな負担がかかりダメージにつながります。ブリーチを使わないカラーリングや、ダメージを抑えた薬剤を使用できるかスタイリストに相談してみましょう。

ダメージを防ぐためには、必ず髪を完全に乾かしてからヘアアイロンを使うようにしましょう。このひと手間で、髪への負担を大幅に減らし、ダメージを最小限に抑えることができます。

また、使用する薬剤だけでなく、根元だけを染めるリタッチをするといった内容に変更するのも一つの方法です。

紫外線対策をする

日差しが強い夏だけでなく、一年を通して降り注ぐ紫外線は、髪のタンパク質を破壊し、乾燥やカラーの色落ちの原因となります。そのため、肌と同じように髪にも紫外線対策が必要です。

紫外線防止効果のあるヘアケア製品を使用することで、紫外線から髪を保護できます。さらに、帽子や日傘を併用することで得られる効果が高まるはずです。毎日のケアに紫外線対策を取り入れて、髪の健康を守りましょう。

5【髪質別】おすすめのダメージケア方法

髪を触りながら微笑む女性

髪質によって、適切な髪のダメージケア方法は異なります。髪質別のヘアケア方法を紹介するので、自分に合ったヘアケアを取り入れる際の参考にしてください。

細くてやわらかい髪の場合

細くてやわらかい髪は、キューティクルが薄く、外部からの刺激に弱いため、とくにダメージを受けやすい点が特徴です。毎日の摩擦や熱ダメージによって切れ毛や絡まりが発生しやすく、やさしく扱う必要があります。

シャンプーやトリートメントを選ぶ際は、保湿成分が多く含まれたものを選ぶとよいでしょう。ヘアオイルやバームは、髪がペタッとならないように、軽めの製品でうるおいを与えるのがおすすめです。

太くて硬い髪の場合

太くて硬い髪は、ダメージによって水分が不足すると広がりやすくなるのが特徴です。そのため、傷んだ髪をしっとりと保湿し、ケアできるようなシャンプーやトリートメントを選びましょう。

また、ドライヤーを使う際は、髪を部分的に分けて根元から丁寧に乾かすと効果的です。

くせ毛・うねりがある場合

くせ毛やうねりのある髪は、湿気の影響を受けやすく、湿度が高いと広がったりまとまりにくくなったりします。ダメージケアには、髪の水分バランスを整えることが重要です。

保湿効果の高いシャンプーやトリートメントを使い、髪にたっぷりとうるおいを与えましょう。また、ドライヤー後のスタイリング時には、ヘアオイルやクリームなどをなじませることで、髪の広がりを抑え、ツヤのあるまとまったスタイルに仕上がります。

ダメージが強い髪の場合

枝毛や切れ毛が目立つなど、とくにダメージが強い髪は、毎日のケアに加えて「集中ケア」を取り入れることが重要です。

ダメージ補修成分が配合されたシャンプーやトリートメントを使い、髪の内部まで補修するケアを徹底しましょう。さらに、週に一度は集中トリートメントやヘアマスクを取り入れ、髪の健康に必要な成分を届けるのが大切です。

また、ドライヤーやヘアアイロンを使用する際は、熱を当てすぎないようしたり低温設定にしたりするなど、髪への負担を最小限に抑えることを心がけましょう。

6傷んだ髪に使いたい!ウエラ プロフェッショナルのアルタイム製品紹介

傷んだ髪のダメージケアには、ウエラ プロフェッショナルのアルタイム製品がおすすめです。「アルタイム」は、女性の髪を強くしなやかに仕上げるヘアケアブランドです。

ウエラ プロフェッショナルの独自テクノロジーにより、女性のさまざまな髪の悩みに寄り添った、理想的な美しい髪を追求できます。

アルタイム リペアシリーズ

アルタイム リペアシリーズの商品5種類が並んでいる画像
商品名特徴
・髪を集中的に強化・補修し、なめらかさと扱いやすさを持続する瞬間ダメージミスト
・230℃までの熱から髪を守る
・毛髪表面を保護して髪の広がりを抑えるミルクタイプのトリートメント
・日中や寝ている間の摩擦や乾燥から髪を守る
・髪を熱や摩擦から守り、キューティクルを補修してなめらかでツヤのある髪へと導くオイルトリートメント
・切れ毛や広がりを抑える
・髪を補修しながら、しっかりクレンジングするシャンプー
・ヘアカラーしている髪にもやさしく、なめらかな洗い上がり
・髪にうるおいを与え、ハリのある強い髪へと導く洗い流すタイプの集中補修トリートメント
・週2回〜毎日使用可能

アルタイム リペアは、「AHA(毛髪補修成分)」と「OMEGA-9(毛髪保護成分)」を組み合わせた独自のテクノロジーで、髪の内側と外側から同時にアプローチし、瞬時にダメージを補修するシリーズです。ブリーチや熱、摩擦などで傷んだ髪を芯まで強くし、なめらかでまとまりのある、ツヤやかな髪へと導きます。

アルタイム スムースシリーズ

アルタイム スムースシリーズの商品5種類が並んでいる画像
商品名特徴
・髪の広がりを抑える、軽い仕上がりが特徴のスプレータイプのミルクトリートメント
・230℃までの熱から髪を保護できる
・伸ばしやすく、しっとりまとまるクリームバームタイプのトリートメント
・230℃までの熱から髪を保護できる
・なめらかで輝きのある、扱いやすい髪へと仕上がるオイルタイプのトリートメント
・230℃までの熱から髪を保護できる
・髪を保湿しながら、しっかりクレンジングするシャンプー
・広がりや乾燥が気になる髪におすすめ
・保湿成分のグリセリンとパンテノールを配合した集中トリートメント
・内側に深く浸透し、広がりを抑えてなめらかに仕上がる

アルタイム スムースは、湿度や熱による髪のうねり、広がりを抑え、なめらかな指どおりを叶えるシリーズです。独自のテクノロジーで髪の内側にうるおいを与えつつ、外側は髪を守るバリアを形成。サラサラとした軽やかな仕上がりを長時間キープします。

7髪が傷むことに関するよくあるQ&A

ここでは、髪の傷みに関するよくある質問に回答しています。

Q.傷んだ髪はどうしたら治る?

A.一度傷んだ髪は完全に元の状態に戻すことは難しいです。

一度ダメージを受けた髪は、完全に元の状態に戻すことはできません。しかし、適切なヘアケアやダメージ補修効果のあるヘアケア製品を使うことで、見た目や手触りを改善し、健康な髪へ導くことは可能です。

Q.ブリーチで髪はどのくらい傷む?

A.ブリーチは髪の内部にまで影響を及ぼすため、ダメージは大きい傾向にあります。

ブリーチは、キューティクルを開き、髪内部の色素を分解する工程で、内部の成分が流出しやすくなるため、どうしてもダメージが大きくなる場合があります。しかし、最近はダメージを抑えた施術方法もあるため、スタイリストに相談しながら理想の髪色を目指しましょう。

Q.髪がパサパサになるのはなぜ?

A.髪の水分や油分が不足し、乾燥するためです。

髪のパサつきは、内部の水分や成分が流出し、キューティクルが剥がれてしまっていることが主な原因です。ドライヤーの熱や紫外線、摩擦といった外部からのダメージによって髪が乾燥し、ツヤやまとまりがなくなってしまいます。適切な保湿ケアでうるおいを与えましょう。

Q.枝毛や切れ毛は切るしかない?

A.枝毛や切れ毛になってしまった髪は、切ることが手軽な対処法です。

一度できた枝毛や切れ毛は、髪の組織がすでに壊れている状態で元には戻りません。そのままにしておくと、裂け目がどんどん進行してさらに髪が傷んでしまいます。そのため、美容院でのこまめなカットで髪を整えるのが大切です。

8傷んだ髪は適切なダメージケアで美しい状態に

髪のダメージは、日々の熱や摩擦、紫外線などが主な原因で起こります。一度傷んだ髪は完全には元に戻りませんが、適切なシャンプーやトリートメント、正しいケア方法を実践することでダメージ補修をし、見た目や手触りを改善することは可能です。毎日の小さな習慣から見直して、美しい髪を育てていきましょう。

正しいケアは美しい髪への第一歩です。今回ご紹介したダメージケア方法を実践し、ご自身のお悩み・髪質に合ったケアを見つけてください。

自分に合ったダメージケアには、ウエラ プロフェッショナルのアルタイムの製品がおすすめです。髪のお悩みや髪質に合わせて、幅広いラインナップからあなたにぴったりの製品を見つけられます。効果的なダメージケアにより美しい髪を目指したい方は、ぜひアルタイムの製品をチェックしてみてください。

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