2025.12.03
ヘアトリートメントとは?コンディショナーとの違いや種類・使い方を解説

ヘアトリートメントをヘアケアに取り入れると、髪内部までのダメージ補修や髪を美しく保つ効果が期待できます。効果的に使うには、種類やコンディショナー・リンスとの違いの把握が大切です。この記事では、ヘアトリートメントの種類や基本的な使い方、役割について解説します。髪質別の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1ヘアトリートメントとは?コンディショナーとの違い

| ヘアトリートメント | コンディショナー | |
|---|---|---|
| 役割 | 髪内部に必要な成分を届ける | 髪の表面をなめらかにする |
| おすすめの人 | 髪のダメージが気になる人 | 髪のツヤを気軽に、毎日ケアしたい人 |
ヘアトリートメントとは、美しい髪を保つために必要な成分を髪の内部まで届けるヘアケアアイテムです。ヘアアイロンやドライヤーの熱や、カラー・パーマの薬剤などで受けたダメージを補修し、髪の状態を整えます。
コンディショナーとの違い
ヘアトリートメントが髪内部までの補修をするのに対し、コンディショナーは髪の表面をコーティングして保護する役割です。コンディショナーを使うと指どおりがなめらかになり、ツヤ感が増します。製品によっては、トリートメントのようにダメージ補修成分が含まれているものもあるため、求める効果に合わせて選ぶとよいでしょう。
2ヘアトリートメントの2つの種類

ヘアトリートメントには洗い流すタイプ、洗い流さないタイプ2つのタイプがあります。それぞれの種類について解説するので、違いを見ていきましょう。
洗い流すトリートメント(インバストリートメント)
洗い流すトリートメントは、入浴中やシャンプー後に使用することから、「インバストリートメント」とも呼ばれます。
洗い流すトリートメントは、髪に塗布してしばらく時間を置き、成分を内側まで浸透させてから洗い流すヘアトリートメントです。シャンプー後の、髪が濡れてキューティクルが開いた状態で使用するため、成分が内部まで浸透してダメージを補修できます。
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)
洗い流さないトリートメントもヘアトリートメントの種類の一つです。浴室の外で使用するため、「アウトバストリートメント」とも呼ばれます。
洗い流さないトリートメントは、乾いた髪やタオルドライした髪に塗布するヘアトリートメントです。ドライヤーやヘアアイロンを使用する前に塗布すると、髪の表面をコーティングでき熱ダメージから髪を守ります。また、洗い流さずに使用することから成分が髪に長時間留まるため、保湿効果が持続するのも特徴です。
3ヘアトリートメントの基本的な使い方
ヘアトリートメントの使い方は、洗い流すタイプと流さないタイプで異なります。それぞれの基本的な使い方をマスターして正しくヘアケアしましょう。
洗い流すトリートメント(インバストリートメント)
洗い流すトリートメントの使い方
- シャンプーで髪の汚れを落とし、泡を洗い流す
- 髪の水気を取る
- 洗い流すトリートメントを髪になじませる
- 数分置いて髪に浸透させる
- 洗い残しがないようにしっかりすすぐ
洗い流すトリートメントは、シャンプー後の水気を切った髪になじませ、数分間放置してからしっかりすすぎます。トリートメントを浸透させる時間は製品によって異なるため、パッケージ記載の時間をよく確認しましょう。
また、頭皮にトリートメントが残ると、毛穴詰まりや頭皮トラブルの原因になります。洗い残しがないように、根元から丁寧にすすぐのがポイントです。
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)
洗い流さないトリートメントの使い方
- 丁寧にタオルドライをする
- 適量の洗い流さないトリートメントを手のひらに伸ばす
- 毛先・髪の中間・髪の内側の順につける
- 手のひらに余った分を前髪につける
- 髪をとかす
- ドライヤーでしっかりと乾かす
洗い流さないトリートメントは、タオルドライをした後の髪になじませるのが基本の使い方です。濡れた状態の髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすいため、髪を押さえるようにやさしくタオルドライをしましょう。また、ドライヤーで乾かす際は、髪から20cm以上離し、髪に熱ダメージを与えないよう気をつけて乾かすのが大切です。
4実は間違っている?ヘアトリートメントのNGな使い方

ヘアトリートメントを使用する際、よかれと思ってやっていたことが、実は髪によくない使い方の場合もあります。間違った使い方で思わぬトラブルを引き起こさないように、確認しましょう。
塗布するトリートメントの量が多い
必要以上の量のヘアトリートメントを塗布は、髪のべたつきの原因です。髪の油分が多くなりすぎると重い髪質になり、扱いづらいと感じる場合もあります。
そのため、ヘアトリートメントを使用する際は、髪の美しさを保つために必要な成分をたくさん浸透させようとして、多量に使用しすぎないように注意が必要です。ヘアトリートメントの使用量は製品によって異なるため、パッケージに記載された量を守って使用しましょう。
| ヘアケア製品 | 使用量の目安 |
|---|---|
アルタイム リペア ミラクルヘアオイル | 3~5プッシュ |
アルタイム リペア ミラクルヘアトリートメント | 5~10プッシュ |
アルタイム リペア ミラクルナイトトリートメント | 5~10プッシュ |
※アルタイム リペアシリーズの使用量を参照。製品により適量は異なります。
髪の根元にトリートメントを塗布する
ヘアトリートメントを髪の根元に塗布するのも、避けた方がよい使い方の一つです。頭皮の毛穴詰まりにつながり、頭皮トラブルの原因になる場合があります。
頭皮トラブルを避けるために、ヘアトリートメントを使う際は、ダメージを受けやすい毛先や髪の中間を中心に塗布するのがポイントです。とくに洗い流さないトリートメントは、根元につけないように注意しましょう。
5髪質別!おすすめのヘアトリートメントの選び方
ヘアトリートメントは、自分の髪質に合ったものを選ぶのが大切です。ここでは、髪質別の選び方について解説します。どのヘアトリートメントを選ぶべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【細くてやわらかい髪】軽めのタイプ
細くてやわらかい髪には、軽めの使用感のヘアトリートメントがおすすめです。濃厚なテクスチャーのヘアトリートメントを使用すると、髪の油分が多くなりすぎてペタンとしてしまい、重たい印象になる可能性があります。
細くてやわらかい髪の方は、ヘアミルクやヘアミストなどの軽めの仕上がりになるタイプがよいでしょう。
【太くて硬い髪】しっとりまとまるタイプ
太くて硬い髪には、しっとりまとまるヘアトリートメントがおすすめです。油分が多めのものを使用すると、しっとりまとまります。
具体的には、ヘアオイルやヘアバームなどを使用すると、自然なツヤ感とまとまりで、ナチュラルな仕上がりになるでしょう。
【くせ毛・うねりがある髪】補修と保湿のバランスタイプ
くせ毛やうねりがある髪には、ダメージ補修と保湿の両方の効果があるヘアトリートメントがよいでしょう。くせ毛やうねり髪は、乾燥や湿気の影響を受けやすいため、髪内部の成分バランスを整えるのが大切です。
まずは、内部のバランスを整えるためのミストやミルクを使用し、その後オイルタイプのトリートメントを重ねて使用します。これにより、髪の表面をコーティングして保護するだけでなく、外部から湿気を吸収しにくくなるので、髪のくせやうねりを抑えやすくなります。
【ダメージが強い髪】集中補修タイプ
ダメージが強い髪には、集中補修できるヘアトリートメントがおすすめです。カラーやパーマの頻繁な施術や、高温でのヘアアイロンの使用を繰り返していると、髪にダメージが蓄積してしまいます。ダメージヘアには、髪の内側までしっかりダメージ補修できるヘアトリートメントが効果的です。
とくに、髪の内部まで成分が浸透しやすいヘアマスクでケアするとよいでしょう。集中補修できるヘアマスクを日々のケアに取り入れるのがおすすめです。
6ヘアトリートメントに関するQ&A
ここでは、ヘアトリートメントに関するよくある質問について回答します。疑問を解消して、正しく使用しましょう。
Q.ヘアトリートメントの効果はどれくらい持つ?
A.個人差はありますが、ホームケアを取り入れることで効果を持続できます。
ヘア製品や髪質、髪のダメージ度合いによって異なりますが、サロンのトリートメントメニューは、3~4週間程度持続するといわれています。髪が乾燥しやすかったりダメージが大きかったりすると、効果が持続しづらい傾向にあるため、髪の状態に合わせてサロントリートメントとホームケアを組み合わせながらケアするとよいでしょう。
Q.ヘアトリートメントはどのくらいの頻度で使用するのがよい?
A.毎日行うと効果的です。
ヘアトリートメントは効果が持続しやすい製品もあるものの、毎日使用するのが効果的です。髪は毎日のドライヤーやアイロンの熱だけでなく、紫外線、摩擦、乾燥からもダメージを受けています。そのため、毎日のヘアトリートメントでダメージを小まめに補修するのが大切です。
Q.ヘアトリートメントとコンディショナーは併用できる?
A.併用できます。併用する場合は、ヘアトリートメントの後にコンディショナーを使用しましょう。
ヘアトリートメントとコンディショナーを併用すると、相乗効果が期待できます。併用する際は、シャンプーの後にヘアトリートメントをしてからコンディショナーの順で使用します。ヘアトリートメントで髪の内部まで成分を届けた後に、コンディショナーで表面を保護できるため、効果的に美しい髪へ導いてくれるでしょう。
Q.サロンとホームケアのヘアトリートメントの違いは?
A.サロンでのヘアトリートメントは、個人の髪質に合わせて施術されるものであるのに対し、ホームケアでのヘアトリートメントは、毎日手軽に使用できるものです。
サロンのヘアトリートメントは、それぞれの髪質やダメージに合わせて施術されるケアです。サロンのヘアトリートメントは、それぞれの髪質やダメージに合わせて施術させるケアのため、より高い効果を期待できるでしょう。一方、ホームケアは日々のケアとして行い、サロントリートメントの効果を維持する役割もあります。自分の髪質に合ったものを使用するのがポイントです。
7それぞれの髪に合ったヘアトリートメントを取り入れて美髪を目指しましょう
ヘアトリートメントは、髪の内部まで成分を浸透させてダメージを補修するための大事なヘアケアアイテムです。洗い流すタイプや洗い流さないタイプなどの中から、それぞれの髪質に合わせて選ぶとより効果を感じられるでしょう。健やかで美しい髪をキープできるように、正しい使い方を知り、毎日のヘアケアに取り入れるのがおすすめです。
アルタイムでは、さまざまな種類のヘアトリートメントを展開しています。髪のダメージ補修に特化したアルタイム リペアシリーズや、なめらかさを実感できるアルタイム スムースシリーズから、髪質や用途に合ったヘアケア製品が見つかるはずです。ダメージに負けない健康的な髪を手に入れるために、ぜひウエラ プロフェッショナルのアルタイム製品をチェックしてみてください。



