2025.09.16
切れ毛で髪がボサボサ!ひどい切れ毛の原因と改善・予防方法を解説

「切れ毛」とは、髪の毛が途中で切れてしまう状態です。切れ毛が増えるとうまくスタイリングできないこともあるのではないでしょうか。この記事では、切れ毛ができる主な原因や、予防のためのポイントを紹介します。
1切れ毛とは?枝毛との違いを解説

切れ毛 | 枝毛 |
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髪の毛の途中で断裂してしまう状態 | 髪の毛の先端が2つ以上に分かれてしまう状態 |
切れ毛も枝毛も髪の毛がダメージを受けた結果で起こるものですが、ダメージが発生する場所や原因に違いがあります。
切れ毛とは、髪の毛の途中で断裂してしまう状態です。髪の毛がもろくなり、外部からの物理的な刺激や摩擦によって切れてしまうことが原因で起こります。髪の毛は、外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの三層構造になっていて、特に表面のキューティクルが傷つくと保護機能が低下し、切れ毛が発生しやすくなります。
一方で枝毛とは、髪の毛の先端が2つ以上に分かれてしまう状態です。髪の毛の先端が傷つくことで、内部の繊維がむき出しになり、枝毛が発生します。
2ブリーチや縮毛矯正だけではない?切れ毛ができる原因は?

切れ毛は、ブリーチや縮毛矯正が原因でできるというイメージを持つ方が多いと思いますが、それだけが原因ではありません。ここでは、切れ毛ができる原因について解説します。
パーマ・縮毛矯正・カラーなどの化学的ダメージ
パーマや縮毛矯正、カラーリングなどの施術では、髪のキューティクルを開いて薬剤を浸透させるため、化学的な刺激が加わり、切れ毛の原因となりやすいです。キューティクルが開くと、髪の毛の水分量が低下します。これにより髪の毛が乾燥し、外部からダメージも受けやすくなるため、切れ毛が増えてしまいます。
刺激の強い薬剤を使い続けたり、これらの施術を頻繁に行ったりすると、切れ毛が増えるリスクが高まります。
ドライヤー・ヘアアイロンなどの熱ダメージ
ドライヤーやヘアアイロンの過度な使用は、髪の毛に熱ダメージを与えるため、切れ毛の発生につながります。髪の毛の主成分はタンパク質であり、熱によって変性しやすいため、熱ダメージが切れ毛の原因になりやすいです。
スタイリング時にヘアアイロンやコテを高温で使用すると、髪のタンパク質が変性して硬くなり、髪がもろくなることで切れ毛が生じやすくなります。
ブラシやタオルドライ時の摩擦による負担
ブラッシングやタオルドライも、切れ毛の原因になることがあります。特に濡れた髪はキューティクルがはがれやすく、非常に傷つきやすいため、摩擦によるダメージを受けやすい状態です。そのため、濡れた髪に対して乱暴にタオルドライやブラッシングをすると、切れ毛が発生しやすくなります。
さらに、絡まった髪を無理にブラッシングすると、髪が引っ張られて切れ毛が起こりやすくなります。
紫外線によるダメージや静電気の影響
紫外線によるダメージは、髪の毛を乾燥させ、切れ毛の原因となります。これは、日焼けによって肌がダメージを受けるのと同様に、髪も紫外線を浴び続けることで傷みやすくなるためです。さらに、乾燥した髪は静電気を帯びやすくなり、その摩擦によってキューティクルが傷つき、切れ毛につながることもあります。
栄養不足や喫煙などの生活習慣の乱れ
髪の毛への直接ダメージだけでなく、栄養不足や喫煙などの生活習慣の乱れも切れ毛の原因になります。生活習慣が乱れると、髪に必要な栄養素が不足しやすくなり、切れ毛の原因となることも。
栄養素の中でも特に、ビオチンや亜鉛、鉄などが不足すると、髪の毛の成長が妨げられます。また、喫煙は血管の収縮により血行を悪化させるため、髪の毛への栄養供給の妨げになります。
ホルモンバランスの乱れ
髪の毛が健康的に育つには、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が重要な役割を果たします。そのため、ホルモンバランスの乱れが髪の毛の健康に影響を及ぼす場合もあります。特に女性は、月経周期や妊娠、更年期などの影響でホルモンバランスが変化しやすくなります。こうした変化が髪の成長に影響し、切れ毛の原因になることも少なくありません。
3ひどい切れ毛とはもうサヨナラ!切れ毛予防のポイント7選

切れ毛の防ぐために何をすればよいかわからない、という方もいるのではないでしょうか。ここでは、切れ毛を予防するためのポイントについて紹介します。
パーマやカラーはダメージに配慮した薬剤やメニューを選ぶ
パーマやカラーリングは髪に大きな負担をかける場合があるため、負担が少ない薬剤の使用や、ダメージに配慮したカラーメニューを選ぶことが切れ毛予防に効果的です。これらの施術では通常、薬剤によって髪の内部構造を変化させるため、化学的な刺激が加わり、ダメージにつながります。
また、ダメージが少ないものを選ぶだけでなく、根元だけを染めるリタッチカラーや、気になる部分だけにパーマをかけるなど、施術の工夫も重要です。
ダメージが気になる、どのメニューにすればよいか変わらない方は、担当の美容師に相談してみるのもよいでしょう。今の髪の状態に合わせた薬剤やメニューをおすすめしてくれるはずです。
優しくブラッシングする
優しくブラッシングすることも切れ毛対策に有効です。ブラッシング前に洗い流さないトリートメントを使用すると、ブラッシング時の摩擦を軽減し、髪の毛への負担を減らせます。
ブラッシング方法だけでなく、使用するブラシ選びも重要です。ナイロンやプラスチック製のブラシは静電気を起こしやすいため、木製のブラシなどを選ぶと髪への負担を軽減できます。また、濡れた髪の毛はデリケートなため、目の粗いコームを使って優しくとかすようにしましょう。
洗い流さないトリートメントの使い方については下記の記事を参考にしてください。
洗髪後は素早く乾かす
洗髪後は素早く髪の毛を乾かすことで、ダメージを防げます。洗髪後の髪の毛は水分を多く含んでいるため、キューティクルが開きやすくデリケートな状態です。そのため、髪の毛が濡れたまま寝ると、寝具との摩擦が起こりやすく、切れ毛が生じやすくなります。また、自然乾燥は避け、ドライヤーなどでできるだけ早く乾かすようにしましょう。
ヘアアイロンやドライヤーの使い方を見直す
毎日使用するヘアアイロンやドライヤーは、使い方次第で熱によるダメージを最小限に抑えられます。ドライヤーは根元から中間、毛先の順に乾かし、最後に冷風を当てることでキューティクルを引き締めることが可能です。
また、ヘアアイロンの温度設定にも注意を払い、高温での使用を避けるようにしましょう。髪質や毛量、スタイリングの目的によって適正温度は異なりますが、140~180度程度の控えめな温度設定がおすすめです。さらに、熱ダメージを防ぐために、ヒートプロテクト効果のあるトリートメントを併用するのも効果的です。
ダメージ補修効果のあるヘアケアアイテムを使う
一度切れ毛になってしまった髪の毛を復活させることはできませんが、切れ毛の予防は可能です。トリートメントを使用すると、髪の毛の表面を保護し、ダメージの進行を防ぐ効果が期待できます。
シャンプー後にお風呂場で使う洗い流すトリートメント(インバストリートメント)や、お風呂上りに使う洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)などを取り入れるのがおすすめです。
日傘や帽子で紫外線対策をする
紫外線によるダメージも切れ毛の原因になるため、日傘や帽子を使って紫外線を防ぐと切れ毛対策に効果的です。特に夏場は紫外線が強いため、外出する際はUVカット効果のある帽子や日傘を活用するとよいでしょう。また、髪の毛専用の紫外線防止ケアグッズを併用すると、さらに効果的な紫外線対策が可能です。
食事で髪の毛に必要な栄養素を取り入れる
切れ毛対策には、外側からのケアだけでなく、体の内側からのケアも重要です。髪の毛の強度を高めるために、バランスの取れた食事を心がけ、必要な栄養素をしっかり摂取しましょう。
タンパク質は髪の毛の主成分のため、多く含まれている卵や青魚がおすすめです。そのほかにも、亜鉛や鉄分を豊富に含むレバーや、葉酸・ビタミンCが豊富なほうれん草、小松菜などの葉物野菜を積極的に取り入れるとよいでしょう。
ストレス管理をしてホルモンバランスを整える
ストレス管理をして、乱れたホルモンバランスを整えるのも、切れ毛の予防に有効です。ホルモンバランスの乱れは、髪の毛の成長や頭皮環境に悪影響を及ぼすことがあります。年齢や生活環境によるホルモンバランスの変化は避けられませんが、適度な運動やリラクゼーションを取り入れて、心身の健康を保つことが大切です。
できてしまった切れ毛はカットする
既にできてしまった切れ毛は、カットして取り除くことで髪の毛全体のダメージを防ぎましょう。切れ毛を放置すると、ダメージが広がって髪全体の健康や見た目に悪影響を及ぼす可能性があります。切れ毛が増えたと感じたら、担当の美容師に相談し、髪の毛全体を整えるようにカットしてもらうのがおすすめです。
やむを得ず自宅でカットする場合は、切れ味のよいヘアカット用のハサミを使い、髪に対して直角に切るよう意識しましょう。そして次美容院に足を運ぶ際に、ぜひ担当の美容師に相談してみてください。
4切れ毛を防いで健やかな髪へ!おすすめのアルタイム製品
アルタイム リペアは、毛髪内部の補修による強化と髪の毛の保護機能のサポートを同時にできるヘアケア製品です。ここでは、切れ毛対策におすすめのアルタイム製品を紹介します。

アルタイム リペア ミラクルヘアトリートメント
アルタイム リペア ミラクルヘアトリートメントは、髪の毛本来の脂質と同じ脂質を補給する瞬間ダメージ補修ミストです。通常の95mlサイズよりも小さい30mlサイズも販売されているので、ホームケアだけでなく外出先でも、髪の毛のダメージに気になったときに気軽に使用できます。

アルタイム リペア ミラクルナイトトリートメント
アルタイム リペア ミラクルナイトトリートメントは、軽い質感でつけ心地のよいミルクタイプのトリートメントです。お風呂上がりに使用することで、寝ている間の摩擦から髪の毛を守ります。

アルタイム リペア ミラクルヘアオイル
アルタイム リペア ミラクルヘアオイルは、髪の毛のキューティクルをしっかり補修するオイルトリートメントです。朝のヘアセット前に使用すると、ヘアアイロンやコテの熱から髪の毛を守れます。

アルタイム リペア シャンプー
アルタイム リペア シャンプーは、髪の毛を補修しながら、しっかり頭皮のクレンジングもできるシャンプーです。ヘアカラーしている髪をいたわり、豊かな泡立ちでなめらかな洗いあがり。メタルピュリファイヤーテクノロジー採用で金属イオンなどの不純物を取り除きます。

アルタイム リペア インテンス マスク
アルタイム リペア インテンス マスクは、髪の毛にうるおいを与え、なめらかに整える洗い流すトリートメントです。特別な日のスペシャルホームケアでの使用だけでなく、毎日使いもできます。
5切れ毛の原因に関するQ&A
ここでは、切れ毛の原因に関するよくある質問を紹介します。切れ毛について不安がある場合や、予防してきれいな髪の毛にしたい方はぜひ参考にしてください。
Q.切れ毛が急に増えたのは何が原因?
A.外部からの刺激や摩擦によってキューティクルが傷つき、髪の保護機能が低下しているためです。
ヘアアイロンを高温で使用したり、紫外線ケアを怠ったりすると髪の毛はダメージを受けます。ダメージを受けた髪はキューティクルが傷つき、保護機能が低下することで、切れ毛が増えやすくなります。
Q.切れ毛でできる白いプツプツは何?
A.髪の主成分であるタンパク質(ケラチン)が熱や薬剤によって変性し、毛先に白く固まって現れるものです。
健康な髪はキューティクルによってケラチンが守られていますが、ダメージによってこの保護が失われると、ケラチンが変性し、毛先に白く残ることがあります。
Q.一度切れてしまった髪の毛は治る?
A.残念ながら、一度切れてしまった髪の毛は元に戻せません。
既に切れ毛になった髪の毛は元には戻りません。そのため、美容院でのケアや日々のホームケアでの切れ毛の予防が大切です。
6切れ毛の原因を撃退して健やかな髪の毛を手に入れる!
切れ毛が発生する原因には、熱や摩擦によるダメージだけでなく、食事や喫煙などの生活習慣、ホルモンバランス乱れなどがあります。切れ毛の予防には、原因をしっかり把握して適切なヘアケアを行うのが重要です。一度できてしまった切れ毛は元に戻らないからこそ、日々のケアで髪の毛のダメージ補修を行い、健やかな髪の毛を手に入れましょう。